大関和を追いかけて
更新日:2026年5月28日
お知らせ
一部展示替えを行いました
【新しい展示】 令和8年5月29日(金曜日)から7月22日(水曜日)まで
1階ロビー 明治の東京 連続テレビ小説「風、薫る」の舞台を探して
2階踊り場 シスターフッドはめぐる
3階地域資料室 栃木県ゆかりの俳優たち
【展示終了】 令和8年5月27日(水曜日)まで
2階踊り場 明治を拓いた女性たち
3階地域資料室 明治の医療と栃木県
チラシ

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大関和(おおぜき ちか 1858–1932)は、明治期の日本で近代看護の礎を築き、「日本のナイチンゲール」と称される人物です。
和は安政5年、黒羽藩重臣の娘として下野国黒羽(旧黒羽町・現大田原市)に生まれ、後に上京、桜井女学校附属看護婦養成所の一期生として学び、生涯を通じて看護の専門性の確立や後進の育成に力を注ぎました。
今回の展示では、和の人物像や業績を伝える資料のほか、黎明期からの近代看護の歴史、当時の栃木や東京の様子、女性の社会進出など、時代背景を知るための資料を広くご紹介します。
会期
令和8年4月1日(水曜日)から10月4日(日曜日)
午前9時から午後7時まで(土日祝休日は午後5時まで)
休館日は毎週月曜日・第4木曜日(祝日の場合は翌日)
7月24日(金曜日)以降は地域資料室等に場所を移し、規模を縮小した総集編として10月4日(日曜日)まで開催する予定です
会場
1階ロビーを中心に、地域資料室等、他の公開資料室も含めた回遊型展示として実施します
内容
近代看護の黎明と明治のナースたち
場所:1階ロビー
近代看護の歴史は、イギリスの看護婦、フローレンス・ナイチンゲール(1820-1910)に始まります。ナイチンゲールは、近代看護教育の確立や公衆衛生知識の普及について大きな功績を残し、世界中に影響を与えました。日本では、ナイチンゲールがイギリスの聖トマス病院に看護婦訓練学校を開校してから25年後にあたる明治18年に近代的な看護教育が始まります。桜井女学校附属看護婦養成所で学んだ大関和や鈴木雅のほか、正規の教育を受けたトレインド・ナースたちが誕生していきました。
ナイチンゲールをはじめとする黎明期の近代看護、和の人物像や業績を伝える資料をご紹介します。
明治の東京 連続テレビ小説「風、薫る」の舞台を探して
場所:1階ロビー
旧黒羽藩(現大田原市)で生まれた大関和は、のちに上京して看護の道に進みました。当時の東京は、明治維新を経て「江戸」から「東京」と呼び名も変わり、政治や文化の中心地として、国内外から多くの人々が集まりました。また急速に西洋文化が広まり、街の景観、行き交う人々の姿や生活も変化しました。栃木の山間部で育った和の目には、文明開化の東京はどのように映ったのでしょうか。
またドラマでは、和をモチーフとした主人公を通じて、当時の女性の自立についても描かれます。職業婦人、華族令嬢など、明治の東京で暮らした女性たちを知る本も併せてご紹介します。
シスターフッドはめぐる
場所:2階踊り場
シスターフッド(sisterhood)とは、女性同士の連帯・親密な結びつきを示す概念です。近年では、友情や助け合いのほか、社会的な課題や差別など、困難な状況に向かって女性同士が理解し合い、支え合うニュアンスを伴う概念としても捉えられています。
連続テレビ小説「風、薫る」では、看護学校で出会った仲間たちが苦楽を共にしながら絆を育む姿が描かれていますが、女性同士の連帯は文学の中でも多く取り扱われ、共鳴の輪を広げながら読まれてきました。
シスターフッドを感じられる文学作品のほか、シスターフッドという概念について考えを深めるための本をご紹介します。
参考:『岩波女性学事典』(岩波書店 2002)
栃木県ゆかりの俳優たち
場所:3階地域資料室
NHK連続テレビ小説「風、薫る」の栃木編では、とちぎ未来大使を務める岩瀬晶子さん、大島美幸さん、「ザ・たっち」のたくやさん、かずやさん、つぶやきシローさんなど、本県出身の方々が多数出演されました。
当館では、栃木県出身・在住など、県にゆかりのある方々の著作を積極的に収集しています。文学者に止まらず、文化やスポーツ分野等で活躍中の方のエッセイなども広く集めています。
ドラマにちなみ、テレビ、映画、舞台など、芸能の世界で活躍される方々の著作をご紹介します。本を通じて、表現者の方々の感性に触れてみませんか。
明治の栃木 連続テレビ小説「風、薫る」の舞台を探して
場所:3階地域資料室
旧黒羽藩士の娘として生まれた大関和は、幼少期から多感な少女時代までを栃木県(下野国)で過ごしました。明治は、黒羽に限らず栃木県内全域に大きな変化がもたらされた時代です。電気、水道等の生活インフラから、交通、衣服、食べものまで、西洋の文化や最新の技術は、いつ頃栃木に伝わったのでしょうか。
和の生まれた黒羽や栃木県内全域の明治維新以降の様子について、地域資料と当館で過去に回答した関連レファレンス(調査相談)の事例からご紹介します。
注意:5月27日まで1階ロビー展示の東側ブースで実施していた展示と同一の内容です。また、同時期に3階地域資料室で実施していた「明治の医療と栃木県」の内容も含んでいます。
「連続テレビ小説『風、薫る』の世界」巡回展
会期・会場:6月16日(火曜日)から6月21日(日曜日) 1階ホール 午前9時から午後5時まで 入場無料
主催:栃木県、NHK宇都宮放送局
詳細は公式サイトをご確認ください。
連続テレビ小説「風、薫る」の世界 展(巡回展)(外部サイトにリンクします)
展示終了
明治を拓いた女性たち
場所:2階踊り場
明治4(1871)年に岩倉使節団に同行し、日本発の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子や山川捨松は、帰国後、日本の女性の高等教育の推進や社会的地位の向上に大きく貢献しました。近世まで、女性の活動の範囲は限られたものでしたが、明治時代になると、高等教育や専門教育を受ける機会を得られるようになり、広く社会で活躍するようになります。
大関和と同時代を生き、それぞれの分野のパイオニアとなった女性たちの評伝をご紹介します。
明治の医療と栃木県
場所:3階地域資料室
大関和が東京の看護学校で最新の教育を受けている頃、栃木県内の医療はどのような状況だったのでしょうか。郷土史を紐解くと、思いがけない事実や先人の努力の跡を発見することができます。
江戸から明治にかけての栃木県内の医療事情の変化について、地域資料からご紹介します。
注意:5月29日から3階地域資料室で実施している「明治の栃木 連続テレビ小説「風、薫る」の舞台を探して」に一部内容を移しています。
お問い合わせ
栃木県立図書館
郵便番号320-0027 栃木県宇都宮市塙田1-3-23
展示に関するお問い合わせ 028-622-0105